企業の垣根を超えた共同体としての社会課題解決
インタビュー
株式会社公益社 様
ご利用前は、どのような状況でしたか?
当社は葬祭業というライフステージに深く関わる事業を主としており、地域の方々との結びつきを重視した経営を行っています。こうした中で、信頼いただける会社組織として社会的責任への取り組みについて積極的に行っており、ESG及びSDGsを軸とした様々な活動を進めています。
一方で、取り組みについては「事業運営に影響を及ぼさない」範囲に限るものであり、社会的な影響度という尺度においては大きさに限界があることにジレンマを抱えておりました。
sigasiga orchid houseの取り組みは、はじめ人づてに聞きました。県下において信頼度も知名度も高い綾羽さんが、障がい者の自立支援につながる事業を一から立ち上げられたことに感心すると同時に、ハピネスサポーターという形で大きな規模の取り組みに参加できることを知り、詳細をお伺いした上で導入を決めました。
利用してどうでしたか? 良かったところを教えてください
ハピネスサポーターは年額を前払いし、年間に利用する胡蝶蘭をあらかじめ確保することで、いつでも品質の高い胡蝶蘭を届けてもらえる利便性の高いサービスですが、さらにサポーターになることで受けられる特典が、利用する企業にとっては非常に意味のあるものだと感じました。
それは、sigasigaの胡蝶蘭を自社のCSRの取り組みとして活用できるということです。当社はsigasigaの取り組みに共感して、応援する気持ちからサポーター企業になりましたが、sigasigaさんは私たちサポーター企業と一緒に大きな課題に取り組んでいるという認識を持っておられ、サポーター企業にもCSRが訴求できるように様々な提案をしていただいています。例えば、当社では装飾として自社施設にsigasigaの胡蝶蘭を飾っていますが、胡蝶蘭のそばにはPOPを設置して社会貢献につながる活動としてお客様にお伝えしています。
今後の展望を教えてください。
冒頭でもお伝えしました通り、自社単体で出来ることは限られています。しかし、sigasigaのハピネスサポーターのように、志を一にする共同体のようなつながりを持つことでよりインパクトの大きな取り組みを実現することができます。
当社にもメリットがあり、社会にもいい影響を与えられるsigasigaの事業を世の中に広めていくことがサポーターとしてできることだと考えています。「それぞれが出来ることを、補い合いながら」という「sigasiga」に込められた想いを当社としても大事にして関わっていければと思います。
―――お話いただき、ありがとうございました。
sigasigaより編集後記
sigasiga orchid houseは、障がいを持ったスタッフが栽培した胡蝶蘭を販売することで、彼ら彼女らの安定した雇用の場を提供し自立支援につなげることをコンセプトにしています。スタッフを雇用し栽培するところまでは当社の担う部分ですが、販売についてはご購入いただくお客様あってのことであり、お客様と一体となってはじめてsigasigaのコンセプトを実現することができると考えています。
このような背景から当事業に共感いただけたお客様(サポーター)とともに社会課題を解決していくという想いのもと、ハピネスサポーター(個人向け)とハピネスサポーターforBusinessというサービスが生まれました。
公益社様へ当事業のご説明とハピネスサポーターforBusinessのご提案に伺った際に印象に残っていることは、当事例のタイトルにもある「企業の垣根を超えた共同体」で社会に大きな成果をもたらすというお考えをお持ちだったということで、細かなご説明をする前にsigasigaの目指すところをご理解いただけました。
ご縁をいただいてからは、サービス向上につながる様々なご意見・アイデアを頂戴したり、sigasigaの周知にもご協力くださったりと、名実ともにサポーターとなっていただいています。まさに一社ではできないことを補い合いながら大きな成果を目指していっていると実感しています。今後は公益社様との間で築けた関係性を、他の多くのサポーター企業様とも築いていきたいと考えています。